【報告】シビックスクール2024 傾聴ボランティア「みみの木」 「きく力」良い関係づくり
●シビックスクールとは
一宮市市民活動支援センターの登録団体がその団体で培ってきたスキルやノウハウを、他の市民活動団体へ伝え、共有しよう!という企画です。市民活動支援センターが主催し、市民活動団体が企画運営します。
2024年11月13日(水) 傾聴ボランティア「みみの木」が、良好な対人関係や信頼関係を築くため「きく力 良い関係づくり~気持ちに耳を傾けるコミュニケーション能力を身に付けよう~」と題して、講座を行いました。
●団体の立ち上げやこれまでの活動
傾聴ボランティアは「相手を主人公に心得て、対話の中に受容と共感、ドッジボールではなく言葉のキャッチボールで心のサポートが必要で、聴くという行為は自分を置いといてネガティブを受け取ること。家族だけでなく社会全体でのサポートが必要と感じています」と早川代表がお話されました。
●私はこんな人です!自己開示してみよう
自分を開示することに慣れない方もいましたが、あくまでこの時間は人の話を聴く時間。参加者7名が円卓形式になり、各々の団体運営や活動などについての話をしっかりと傾聴されていました。
●聞き手、話し手、傍観者に分かれて「ロールプレイング」
ファシリテーターの伊藤さんが聞き手、参加者の方が話し手となり、ロールプレイング。聞き手は相づちを打ったり、時に「そうなんですか?」と問いかけたりしていました。そのほかの参加者は傍観者として、聞く姿勢も気をつけながら、観察を行いました。
早川代表の考察があり、話し手が話しやすいように相手が伝えたい本質的な事や感情を汲み取ることや「自分だったらどうしたい?」などと質問力を備えるテクニックのアドバイスがありました。また、話し手をいっぱい喋らせることで、寄り添うことが必要とお話されました。
●傾聴ボランティア「みみの木」より
企画案を提出しての講座は初めての経験で、センター側の期待とみみの木側の思いが一致せず苦労がありました。しかし、センタースタッフさんと話し合いや面談を重ねて徐々に形になり感謝しています。
参加者もなかなか集まらず、また当日キャンセルもあり、参加者は7名と少し寂しい感じでしたが、予定していたことは出来たと感じています。参加者の方が熱心にメモを取って聞いてくださったのが印象的で、発言も積極的に行っていただけました。
今後は参加したいと思える講座とはどういうものか工夫していけたらよいかなと思います。
●開催して(安田)
今回の参加団体は、高齢化や今後の団体運営など気になることもあったようですが、メンバー数も比較的多く、団体内は良好な関係な様子が伺えました。これからの運営をステップアップできるように「人の話を聴く」ということを学ぼうという姿勢が見られました。
2024年度のシビックスクールは「話す」「聴く」の両方向を行いました。この2つを備えている団体は運営が強くなるのではと感じ、私自身も大いに気づきがありました。団体同士の学び、つながりが深まる機会になれば幸いです。
参加者アンケートや団体のふりかえりなどを反映し、また来年度のシビックスクールへとつなげていきます。
企画運営のみみの木さん、そしてご参加いただいた団体や個人の皆様ありがとうございました。
【アンケート結果や感想】
●講座を知ったきっかけを教えてください。
企画運営団体からの紹介4
センター通信で知った2
チラシで知った2
市民活動支援センターからの紹介1,
●参加後、当てはまるものにチェックをお願いします。
①テーマについて知る、考える良い機会になった5
②今後の活動などに生かしたい、参考になった4
③他団体にもすすめたい2
●講座の満足度を教えてください。
満足=3、やや満足=1、普通=2
●満足度(不満~満足)について、理由をお聞かせください。
・知らないボランティア活動について知ることができた
・「なにげない会話と」と「きく対話」の違いを感じた
・一回だけでは、もったいないと思った
・話し手のマスクは外しても良いのでは
・他のボランティアの人の話が聞け事が良かった
●感想やご意見など自由にお書きください。
・数回やって欲しいと思う
・今思いつかなくてごめんなさい
・色々ありがとうございました
・話す時の目を見ては、大切だと思っています
・(子育ての時は、お母さんの目を見て話して)まちがっていなかったなーと思いました
・ありがとうございました