インタビュー(訪問事業)

【いちのみやうぃーぶ】「いちのみやのおくりもの」を考えるワークショップその1~門前町と短歌を知る~

2024年度訪問事業 訪問NO.306-16
訪問先:いちのみやうぃーぶ
日時:2025年2月15日(土)(訪問スタッフ:大西)

●いちのみやうぃーぶとは
 一宮市民の一人ひとりが考え、尊重しあい行動できるまちになることを目指す団体です。その時々のトピックを捉えながら人が出会う機会をつくり、多様で新しい価値観を発見・共有し、お互いに理解しあえる場をつくっています。

情報サイト▼
https://www.138npo.org/info/group/kihon.php?group_id=574

●「いちのみやのおくりもの」とは
・このまち一宮と真清田神社との繋がり、短歌の話を聞く。
・本町商店街とその周りでおみやげを選ぶ。
・短歌ユニットtoi toi toiと楽しく短歌を詠む。
から構成された、一宮を深く味わい考えるワークショップです。

「このまち一宮と真清田神社との繋がり、短歌の話を聞く。」
まず、真清田神社の権禰宜の塚越さんから短歌についてのお話がありました。年に2回の短歌を奉納する「短冊祭」と「観月祭」で短歌を一般募集しているので次世代にも応募して欲しいとのことでした。

●真清田神社にある歌碑4基



●本町商店街の神幕には短歌が書いてあります。

「本町商店街とその周りでおみやげを選ぶ。」
参加費1,000円はおみやげを購入してくださいとのことでした。地域へ還元と想いを込めて本町商店街でお買い物をしました。

「短歌ユニットtoi toi toiと楽しく短歌を詠む。」
短歌ユニットtoi toi toiさんの指導のもと、ワークシートに沿って短歌を詠みました。お題は「本町商店街で買ったおみやげ」でした。私は2首詠みました。このときに詠んだ短歌は4月くらいに展示が予定されています。

◆代表の福岡さんに話を聞きました
何故このワークショップを企画しましたか?
 真清田神社では、春は桃花祭の「短冊祭」、秋は「観月祭」と年に2回短歌を神に捧げる神事が執り行われています。この祭りを知ってほしいこと、言葉を大事にすることにより、まちを文化的に豊かにしたいという思いから企画しました。

活動上の課題や困りごとは?
 告知です。知ってもらうことが難しかったです。短歌を詠むことに対してハードルが高いと思われていたので、「短歌は難しくない、自分たちでも詠めそう」と思ってもらい、続けていきたいです。

ワークショップを終えて
 人の見方や切り口はいろいろあるなと感じ、実際に人と会って体験することがとても大切だと思いました。塚越さんのお話も普段は聴くことができないので、こちらも貴重な体験となりました。
一宮は短歌と関わりが深いまちなので、今後もこのワークショップを続けていきたいと改めて思いました。次回は子どもたち、小中高校生たちに参加してほしいです。

今後の予定について
 日程は未定ですが「おばけのマール、深読み読書会(仮)」や哲学イベントの「哲学未満」なども開催予定です。

◆訪問して(スタッフ大西)
 短歌を詠むということは、原料から繊維を引き出す糸を紡ぐことに似ています。言葉を考え自分の中から引き出し言葉を紡いで短歌を詠む。紡いだ糸からは布が織れます。紡いだ言葉は何を織り成すのでしょうか?言葉を大切にすることにより、想いが形になっていくのかもしれません。文化的に豊かなまち、一宮へ!!

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